皆さんこんにちは、あるみです。
やっと就活を終え、春からの進路が決まりほっと胸を撫で下ろしています。
さて今回は就活を始めた修士1年春から内定を承諾した修士2年春までの
1年間をどのように過ごしたのか、
どのようなことに取り組んだのかを時系列で紹介したいと思います。
研究が大変な中で就活と両立した経験が皆さんの参考になりましたら幸いです。
それではどうぞ!
就活シリーズの記事はこちらから。
基本情報
- 志望業界:IT系。特にSIerもしくはITコンサルタント。
- 就活を続ける中でさまざまな業界を調べましたが、一貫してIT業界は志望していました。
- 学科:工学系。非情報系だが研究でプログラミング経験あり
- 応募形態:自由応募
- 特記事項:周りに院卒推薦の募集しか見ていない人、博士進学する人が周りに多く、就活仲間がいませんでした。基本個人プレー就活でしたwww。でも独りよがりにならないよう、サークルや学科の先輩に相談や質問事に乗ってもらうなど工夫しました。
修士1年春
新卒用の就活情報サイトに登録、情報収集を開始(4月)
- 気になった企業をフォローして、各企業別に情報収集もしました
- メール処理がたまに面倒ですが、必要な情報を見逃さないように気をつけましょう(笑)。
- 情報の取捨選択に苦労しましたが、たま〜に有益な情報も流れてくるので、こまめにチェックするようにしましょう。
- マイナビ、リクナビ、キャリタス、ワンキャリアに登録していました
- 4月ごろはギフトカードがもらえる登録キャンペーンが盛んなので、この時期に登録すると良いと思います。
- 就活用のメールアドレスを作っておいた方が良いです。
- 大学のメールアドレスだと、大学の本当に必要なメールが埋もれてしまうので、、、。
就活のスケジュール確認(4,5月)
- 東大のキャリアサポート室の「就職説明会」に参加し、インターン時期、本選考時期など自分の年度の就活スケジュールの目安を確認しました。
- 業界研究、ES作成など時期ごとのToDOについても紹介してくれます。
- 4月、5月の就活駆け出しの時期には、大学主催でも就職情報サイト主催のものでも良いので、就職説明会に参加し大まかな流れを掴むと良いでしょう。
企業合同説明会に参加(4,5月)
- とにかくいろんな企業を浅く広く知るために、企業合同説明会に参加し、企業を知るきっかけとしました。
- 大学主催のものと就活情報サイト主催のものに3回くらい参加しました。
- そこで興味を持った企業については、個別説明会に参加したりWebページをチェックしたりして、より深く事業内容の情報を集めました。
キャリアサポート室に定期的に通う(4月~)
- 1,2ヶ月に一回キャリアサポートセンターへ面談に行くようにしていました。
- 就活の方向性確認、ペースメーカーとして面談を利用していました。
- キャリアの専門家からアドバイスをいただけるので、相談窓口として最も時間対効果が高かったなと思います。
- 学科で就活仲間とかネットワークを作っても良かったとは思うのですが、同じ業界・業種を志望している人同士じゃないと、あまり効果的ではない会合・ネットワークになってしまうな、と思ったので、結局一人で就活を続けました。
- 就活の方向性確認、ペースメーカーとして面談を利用していました。
修士1年夏
夏インターンのエントリー(6月)
- 前述の就活情報サイトに登録&気になる企業をフォローしておくと、夏インターン申込の開始もリマインドしてくれるので、忘れずフォロー&メールチェックをしましょう!
- インターンの選考でES、筆記試験を経験しておくことで、本選考までにブラッシュアップすることができるので、力試しの意味を込めて応募してみることをお勧めします。
夏インターンの選考
- 15社にESを提出、2社に合格しました。
- 研究で忙しかったので、うち半分ほどはESだけ提出して、その後の選考には進みませんでした。
- コンサル系会社の選考でグループディスカッションがあり、ぶっつけ本番で臨んだところ、ガチプロたちにことごとく打ちのめされました。皆さんは本番前に1回はグループディスカッション・面接の練習はしましょうね……
夏インターンの参加
- ITコンサル会社のオンライン・5daysのインターンに参加しました。
- コンサル、アジャイル開発の体験といった、かなり実践的な内容で5日間結構大変だったのですが、インターンを通して仕事に対する理解が深まり成長できました。
早期選考
- 夏インターンの流れで早期選考を受けました。
- ES提出から面接という流れでした。
- 私はITコンサルの選考を受けました。比較的就活の時期が早い業界なので、コンサル一筋で就活準備の進度が早い他の就活生に敗北。早期選考には落選しました。
半年間の振り返り
- 気持ちの切り替えの練習をしました
- 5日間も費やして参加したインターンを内定に結びつけることができず、ショックでした。ですが、本選考では落ちることが日常茶飯事なので気持ちを切り替える良い練習だと思うことにしました笑。
- 自分の実力不足を確認するきっかけになったので、むしろここで落ちて良かったな、と今では思います。
- 残り半期の作戦会議をしました。
- 志望業界の方向性について
- インターンを通してIT業界への志望度が高まりました。少なくとも「向いていない。全然ダメ」というわけではないということが業務体験を通して分かったので、業界はIT中心に志望することにしました。
- 自己分析について
- 面接で「自分の強み、弱み」「この会社を志望した理由」を言語化して表現できなかったことが反省点としてありました。
- その原因として「自己分析、企業研究が全然できていない」ため面接官に自分の人となりが伝わらなかった、という結論に至りました。
- 残り半期は自己分析、企業研究などインプットに時間を割くことに決めました。
- 志望業界の方向性について
修士1年秋
面接練習、グループディスカッション練習
- 大学のキャリアセンターで開催している練習会に参加しました。
- 他の人の面接を見ることができたので、「いいな」と思った内容や話し方を参考にしたり、逆に良くない点を自省することができて良かったです。
- 他の受講者・キャリアセンターの職員さんからフィードバックがもらえるので、一人で練習するよりも効果的でした。
自分軸確認、自己分析
- 大学のキャリアセンターが開催している自分軸探しセミナーに参加しました。
- 幼少期〜今までのライフイベントと心の動きを振り返る「モチベーショングラフ」を書きました。
- ES、面接で「自分という人の特徴」を語るときに役に立ちます。
- どんな場面・状況でやる気が出るのか、と自己分析をすることで会社選びの軸を固めることができます。
- 例えば私の場合、大学受験時にモチベーションの高い同級生と勉強会を開くことで成績が上がった経験があります。このエピソードから「互いを高め合える環境・人間関係が根付いている」ことが会社選びの軸になりそうだ、と分析できますね!
- 詳しい書き方は下のURLを参考にして見てください。
- 「学生時代に力を入れたこと」を題材に自分を言語化するセミナーに参加しました。
- 面接では「1時間」という限られた時間で「自分という人間」を初対面の面接官に伝える必要があります。
- 自分の人となりがうまく伝えられるエピソードを2〜3個準備しました。
- 「学生時代に力を入れたこと」から「苦労した経験」「工夫した点」「仲間との協力の様子」「考えたこと」など次の質問につながっていくので、なるべく語ることが多いエピソードの方が良いです。
- 私は当時の日記や友人との会話を思い出して、エピソードの詳細を振り返り、紙に書き出しました。その紙に書き出した内容が私のESのベースになったので、「ガクチカ」は時間をかけて取り組むのがお勧めです!
ポイント
就活を始めたての頃は「ガクチカ」という言葉で
自分がパッケージ化・商品化されることに抵抗感を覚えていました。
「短時間・限られたエピソードで自分を型にはめたくねぇよ!」的な(笑)
ですが、
「初対面の面接官に自分の魅力を伝えてやるんだ!
一緒に働きたい、雇いたいと思わせるんだ!」
と前向きに捉えるように、うまく思考を変換しました。
企業の説明会で企業・業界研究
- 春に合同企業説明会で知り、第一志望群となった企業の説明会に参加しました。
- 部署別の説明会を開催していて、合同説明会よりもさらに深く企業について知ることができます。
- 特に部署別説明会は少人数なので、自分の興味のある部署を覗いて積極的に質問すると良いと思います。
- 会社選びの基準を考えるきっかけになるし、ES・面接で「この会社を志望した理由」は鉄板の質問だと思うので、気になる事業や部署、プロジェクトを見つけられると良いと思います!
情報の取捨選択の大切さ
この時期、企業説明会就活セミナーとかたくさん案内があると思うのですが、
内容が前に参加したものと被っていたり、自分にとって不要なものもあると思います。
研究、バイト、サークル、そして就活。時間は限られています。
闇雲に全部参加するのではなく、自分にどんな情報・力が足りていないのかを常に意識して、
自分に合ったイベントを吟味・取捨選択するようにしましょう!
・
また、就活情報サイトや企業の説明会・webページではポジティブに偏った情報、
逆に就職・転職口コミサイト、ネット掲示板ではネガティブに偏った情報が出回っており、
翻弄されることも多いと思います。
私も一時期、リソースごとに異なる情報に翻弄されて、
不安な気持ちから情報収集が癖になってしまった時期がありました。
しかし「情報はあくまで事実の一面を伝えているに過ぎない」と割り切りました。
例えば「新人から裁量が大きい」を逆手に取ると「新人から負担が大きくブラックになりがち」
「福利厚生が手厚くホワイト」を逆手に取ると「残業が禁止されておりあまり稼げない」と
いうことができそうですよね。
ある情報を知った時は、自分がどう感じたかに焦点を当てて情報を消化して、
次のアクションに繋げるようにしました。
例えば口コミサイトで志望した企業が「ブラック」という口コミを見た時、
「これは会社と相性が悪かった人が書いたものだから、ネガティブのバイアスが高めだな」
としっかりと認識します。そして、
「どのようにブラックなのだろうか?残業が多いのかな?厳しい上司が多いのかな?」
と疑問を持ったのなら、企業説明会やOB訪問で質問するなど、
不安を放っておくことなく、なるべく解消するような行動をしました。
修士1年冬
OBOG訪問
- 選考対策、企業研究というよりはむしろ、「社会人と話す練習をする」「自分の世界を広げる」という目的意識のもとで、知人に紹介していただいたOGの方にお会いしました。
- 敬語の使い方、ビジネスワード、立ち振る舞いを練習できます。
- 面接ぶっつけ本番だと危ないので、失敗しても選考に影響しないOBOG訪問で練習するのがお勧めです。
- 予定調整はメールで行うと思うのですが、個人的にはこのメール対応の良い練習にもなったと思いました!
3月(修士1年。就活解禁後)
エントリーシート提出
- 質問事項は企業によって異なるのですが「自分の長所、短所」「学生時代力を入れたこと」は鉄板の質問なので、必ず準備&添削してもらいましょう。
- 字数制限もさまざまなので、いろんな字数のパターンを用意しておくのがポイントです!
エントリーシート・企業マイページの管理
企業にエントリーをすると各企業ごとに、エントリーをするための「マイページ」
というものが発行されます。各企業でアクセスURL、ID、パスワードが発行されるので、
きちんと管理しましょう。
また各企業のマイページは一定時間操作がないとログアウトしてしまいます。
文章ををじっくり考えたい方、提出内容を記録して他の企業にも活用したい方は
エクセルで管理することをお勧めします。
私は、こちらのサイトのExcelシートで管理していました。
各企業ごとにシートを分けて質問事項をエクセルに書き写す、
各セルに文章を書きました。
また【=len(セル)】と関数を打ち込むことで、
セルの字数カウントもできるので、字数制限がある質問事項で便利です!
私の場合は、面接の質問内容も合わせて記録していました。
SPI・筆記試験受験。
- 4月ごろから時間があるときに少しずつ過去問を解き対策をしました。
- マイナビが「適性検査対策Webテスト」という一斉模試を定期的に開催しているので、それを毎回受験して、自分の実力を把握するようにしていました。
- 私の場合はこの模試と夏インターンの筆記試験のみで傾向と対策をつかみ、それなりの成績を収めていたので、「適性検査対策Webテスト」以外で対策はしていないです。
- 各企業に求められる得点率ボーダーに入っていることを確認できれば、あまり集中して対策する必要はないかなと思います。逆に点数が不足していれば参考書などで早めに対策をする必要があると思うので、就活を始めた際にまずは試しに問題を見てみる、解いてみることをお勧めします。
- 3月上旬にSPIを受験しました。
- オンライン自宅受験でした。
- 1回受験してしまえば、過去の結果をそのまま申請=使い回せる企業も多いので、早めに対策&受験することをお勧めします。
- 個別の筆記試験を準備している企業も多かったです。
- 結果が使いまわせず心が折れそうでしたが、頑張りましょう笑。
- 一部のIT企業ではコーディングテスト、アルゴリズムの筆記試験が課せられる場合があるので、選考の情報は早めに集める、去年の情報が出ていれば参考までに集めておきましょう!
4月(修士2年)
面接
- ESを通過した企業から順次面接を受けました。
- 面接は3回のところが多く、一次面接(主に新入社員、人事部門の方)→二次面接(主に志望部署の社員)→最終面接(人事部の役員もしくは志望部署のチーフ)という流れと面接官だったと記憶しています。
- とにかく場数を踏むことが大事です。キャリアセンターや就活仲間と練習をしましょう。
- 言葉遣いに慣れる、社会人と緊張せずに話せるようになるという意味でもOBOG訪問は有効かと思います。
- 早期選考の企業では1月中旬にES提出〜3月上旬に内定、3月に開始した企業では3月上旬にES提出〜4月中旬に内定をいただきました。
- 内定承諾の期限について聞かれたのですが、第一志望の企業の最終面接が終わる時期(4月末ごろ)まで待ってほしい、と自分から期限とその理由を各企業に申しました。
- 全ての情報を共有する必要はありませんが、自分の状況を開示した方が企業側としても安心だしお互い気持ちよくコミュニケーションができると思うので、共有する/しない情報は前もって考えておいた方が良いと思います!
- 内定承諾の期限について聞かれたのですが、第一志望の企業の最終面接が終わる時期(4月末ごろ)まで待ってほしい、と自分から期限とその理由を各企業に申しました。
OBOG訪問
- 最終面接直前に志望度の高い企業に伺いました。
- 面接で聞かれる内容、事業内容、求める人材像について詳しくお話を伺いました。
- OBOG訪問、企業研究を重ねるごとに質問内容が洗練されていき、必要な情報を得られるようになったと思います!
- 内定通知後に社員面談をさせてもらうよう、お願いしました。
- 個別で各企業の詳しいお話を伺うことで、内定承諾の最終決定のための材料としました。
- 面接時の逆質問とは違って「こんなこと聞いたら落ちるかな?」とか肩肘張って選考について気にすることなく、穏やかな気持ちで色々な質問ができました。
- 内定承諾した後に企業のマイナスポイントに気づいて後悔しないよう「御社の改善して欲しい点」など結構ぶっちゃけた質問もしましたね笑。
- OBOG訪問の質問事項はこちらを参考にしました。
- OBOG訪問のメール例文はこちらを参考にしました。
メンタル管理
- 結果が振るわず「お祈りメール」をもらったときは、気持ちを立て直すのが大変でしたが、周りに気持ちを話すことで、切り替えて別の企業の面接に挑むことができました。特にキャリアセンターの相談員の方には建設的なアドバイスと、精神的なサポートをいただけた点ですごく感謝しています。
ポイント
一人暮らしの部屋選びや結婚相手選びにも共通すると思うのですが、
100%自分の理想とマッチする
「完璧で究極な企業」はありません。必ず長所/短所あります。
どこが譲れないのか、どこを妥協していいのか。
そこは人それぞれだと思うので、内定出しの時期に土壇場で焦ったり迷わないよう、
自分軸ははっきりとさせておきましょう。
(この動画がまさにそんな感じです笑)
内定承諾
- 内定承諾を迷っている企業のOB訪問を完了し、判断に必要な情報が出揃ったところで、「これ以上迷っても仕方ない」と決心しました。そして4月下旬に内定承諾し就活を終了したのでした。
まとめ
- 研究との両立がとても辛い1年間でしたが、生き方、自分の価値観をじっくりと考え直す良い機会だったように思います。
- 私はプライドが高いので、自分の短所を考える=自分の弱点を明らかにするのが苦痛で仕方なかったです(笑)。でも良いところも悪いところもひっくるめて自分を認めることで初めて、企業選びの軸、働き方・生き方の軸が明確になったように思うので、目を背けずに自分と向き合って本当に良かったなと今では思います。
それぞれ志望業界、選考スタイルが違うと思うのであくまで一例ですが、
これから就活を始める・頑張っている方の参考になれば嬉しい限りです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう〜。
おまけ
就活時代は「Fラン就職チャンネル」というYouTubeの動画をよく見ていました。
就職活動、労働、ビジネスなど、キャリアの諸問題を風刺した動画がメインです。
可愛いい「いらすとや」のイラストに反して繰り出されるのは
キレッキレのブラックジョーク……
就活真っ只中の時は辛くて見られなかったですwww。
就活をする上で目を背けてはいけないトピックを取り上げているので、
ぜひ一度見てみることをお勧めします。
緩めでおすすめの動画がここら辺ですね。
「同じ内定無し、同じ時間」
第一志望の選考が遅く、なかなか納得できる内定もらえなかった時に
この動画を思い出して進み続けました。
「採用配属パズル」
就活は得点を争う戦いではなく、あくまで「マッチング」だ、
ということを納得できました。
ここから「会社」というパズルに嵌め込まれるんだよな〜笑。
良い配属先でありますように。
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