東大生が就活で第一志望の企業に全落した話【挫折編】

就活

皆さんこんにちは、あるみです。

今回の記事は就活の失敗談です。

私は就活で当初第一志望だった企業に、全て落ちてしまいました。

それを泣きながら周りに相談したところ

「東大生でも落ちることってあるんだね、、、」

と傷口に塩を塗られる始末orz(あちら側は悪気はなかったと思うのですがw)

選考に落ちて「お祈りメール」を送られた時は、

自分を否定されたかのように感じられてとてもショックでした汗。

2024年3月1日の就活解禁日から(それも今となっては形骸化しているがwww)、

内定を決めるまでに取り組んだことを時系列に沿って紹介していきます。

何社応募して何社受かったのか、途中経過も紹介していきますよ。

この記事で「選考落ちは自分だけはないんだ」と気持ちを切り替えたり、

予防線を張ったりするのにつながれば幸いです。

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基本情報

  • 志望業界:IT系。特にSIerもしくはITコンサルタント。
    • 就活を続ける中でさまざまな業界を調べましたが、一貫してIT業界は志望していました。
  • 学科:工学系。非情報系だが研究でプログラミング経験あり
  • 応募形態:自由応募
  • 特記事項:周りに院卒推薦の募集しか見ていない人、博士進学する人が周りに多く、就活仲間がいませんでした。基本個人プレー就活でしたwww。でも独りよがりにならないよう、サークルや学科の先輩に相談や質問事に乗ってもらうなど工夫しました。

ES提出、筆記試験(12社)

私は日系企業のみに絞って就活をしていたので、

3月1日が(名目上の)就活解禁でした。

ほとんどの企業が面接に進む第一段階として、ES提出と筆記試験を課していました。

ES、筆記試験を完了したのは12社でした。

参考URLによると2023年卒の理系のエントリー数の平均が16社なので、

私は平均よりも少なめです。

20社ほどエントリーの候補企業をリストアップ&フォローしていたのですが、

早期選考の会社を1社受けており合格の見込みがあったので、

そこから志望度の高い企業に削ってES、筆記試験を完了しました。

一次面接(12社→5社)

結局あれだけ頑張って12社にESを出しても、面接に進めたのは5社だけでした。

5/12社です。はい、ここで大誤算です。あるみ氏

ESで半分以上落とされています。

夏インターンでは合格した企業にも、ことごとく御祈りメールをくらったので、

本当にショックでした。

第一志望群の企業には2社しか合格しませんでした。

「面接にさえ進まないなんて、、、話すら聞いてもらえないなんて、、、」

ここで就活の厳しさを思い知ることになりました。

二次面接、最終面接

面接では担当の社員さんのあたりが良かったのか、自分の思いが伝わったのか、

ESを突破した企業は1次、2次そして最終とスムーズに進んでいきました。

OB訪問で入念に面接の対策し、

webを再度確認して企業・業界の理念を入念にチェックしました。

そして迎えた第一志望の企業Aの面接。

「御社しか考えていませんっ!」

「企業Aに入社した暁には全力で従事したいと思いますっ!」

そう熱い思いをぶつけました。終わった後は爽快感に溢れていました。

「これは、受かったな」

なぜかそう確信しました。

しかし内定の連絡を待って1日、2日、3日が過ぎていきます。

「合格の場合、最終面接の結果は1週間以内に来ることが多いらしい」

One Careerや巷の噂でそう聞いていたので、だんだんと不安になりました。

研究室でもチラチラとスマホをチェックしては、落ち着かない時間を過ごしました。

連絡を待っていた期間は1日がとてつもなく長く感じました。

「こんな時間に電話が来るわけない」と分かっていながらも、

夜中はスマホを握りしめて眠れませんでした。

「明日こそ連絡が来るかも」「5分後に内定の電話がかかってくるかも」

しかし電話が来ることはありませんでした。

それでも足を止めることはできず、煮え切らない気持ちと不安を抱えたまま、

面接を受けたりメールをチェックしたりと就活を続けました。

そして迎えた面接から1週間のデッドライン。

「もう第一志望の企業Aには受かってないだろうな」

諦めかけた時に、電話がかかってきました。

「もしかしたら受かっているかも……!」

期待でドキドキしながら電話をとると……

内定の連絡でした。

でもそれは第一志望の企業からではありませんでした。

「ああ、もう、きっと、企業Aには落ちているんだろうな」

落胆が確信に変わった瞬間でした。

でも企業Aの結果を待って不安で仕方がなかったこのタイミングでの

内定通知は、第一志望の企業ではないながらも、心が救われました。

「もう、企業Aからの連絡を待たなくていいんだ」

プレッシャーと不安から解放されてよくわからない涙がこぼれました。

最終結果

結局12社に出願して内定をもらったのは3社(早期選考1社+2社)でした。

3社から比較して選ぶことができる点では恵まれていましたが、

積極的に情報収集をしていた第一志望群からの内定はゼロ

「もっと頑張っていたら第一志望に合格できたかな」「時間の無駄だったな」

という後悔とショックは残りました。

敗因分析

後日キャリアセンターに伺い、アドバイザーの方と落ちた原因を一緒に探りました。

自分の学科・研究分野と直結しない就職先だった

私は情報を専攻としない学科でした。

企業が即戦力となる情報系学科の学生の方を採用したいと思うのは、当然です。

そのビハインドを背負った上での就活である、という認識が甘かったように思います。

もし本気で大手IT企業に合格したいと思うのであれば、

ハッカソンやプログラミングコンテストに参加するなど

情報系学科の学生に負けないくらいの努力をして、

意欲をアピールすべきだったと思います。

今となっては文理や専攻の垣根なく広く採用の門戸を広げていますが、

特に自分の専攻と直結しない業界や業種を志望する場合は、

募集要項には書かれていない「見えない壁」があることは自覚した方が良いです。

ESが社風にマッチしていなかった

私は自分のESが完璧だと思っていました。

文章の構成・ストーリーがわかりやすく、誤字脱字がなく、

何より「自分らしさ」を表現できていたと自信を持って言えます。

でもそれでは不十分でした。

私は選考に落ちて初めて、就活サイトの「合格者エントリーシート」を読みました。

「ITの力で社会を豊かにしたい!」「労働市場に革命を起こしたい!」

どのエントリーシートも「目標が明確」で「野心的」でした。

IT企業、特に私の第一志望の企業群が求める人物像がESで表現されていて、

だからこそ、このESを書いた人は合格したんだろうな、と思いました。

正直、悔しかったです。

実は私は自分に自信がないので、ESで大言壮語をぶちかますことが怖かったのです。

だからESでも控えめで保守的なことしか書けませんでした。

ですが企業の理想像に自分を寄せて演技しても、

入社後に社風、環境が合わないことに気づいたり、

人間関係で困ったりすると思うので、

「ありのまま」の自分をESに書いて、面接に挑んで、潔く選考に落ちたのであれば、

結果的にそれで良かったのだ、と思うようにしました。

就活生という仮面、、、

そもそもご縁がなかった

「最終面接は意思確認やから、落ちることはないやろ〜」

ここにいます、落ちた人が。

最終面接で落ちることも、ザラにあります。

(これまでの先行で大分ふるい落とされているので、倍率は低めですが。。。)

「マッチングする人材」は年ごとに異なります。

「技術力を強化したいから、今年はプログラミング人材を多く採用しよう」

「社内の体制・既存の人材を立て直す必要があるから、新卒枠を削ろう」

など、社会情勢や会社の都合によって、大きく左右されています。

大学受験やテスト、部活の試合など、これまでは

点数ベースで評価される明快な勝負=「セレクション」の世界でしか

戦ったことがありませんでした。

ですが就活は評価軸がブラックボックスの「マッチング」の世界です。

努力やかけた時間が結果に結びつかないことの方が多いです。

「面接で緊張してうまく話せなかった」

「質問に対して的外れな回答をしてしまった」

など思い当たる節があれば改善する必要があるとは思うのですが、

そうでなければ「時の運だ」と飲み込んで、必要以上に自分を責めないでください。

まとめ

結構暗い記事になってしまいました汗。

これでもショックから立ち直って、冷静に分析してこのテンションなんで勘弁してくださいw。

選考に落ちてショックを受けるたびに、YouTubeやブログで同じ経験を語っている

人のビデオや記事を見て励まされたので、

私もこの記事にたどり着いた就活生を励ますことができたら、

と思い記録に残しました。

就活で悩むこと、落ち込むこともあるかと思いますが、

それは真剣に自分の将来に向き合っている証拠です。

選考に落ちても「真剣に悩み頑張っていれば、どこかにご縁が繋がるはずだ」と信じて

自分に自信を持ち続けていてください。大丈夫です。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

また次の記事でお会いしましょう〜。

おまけ

就活を題材にした小説です。

「六人の嘘つきな大学生」。映画化がめっちゃ楽しみ!

直木賞受賞の名作「何者」。

今の自分と将来なりたい自分に向き合い悩む姿、

面接で虚勢を張って、本当の自分がわからなくなる場面。

どちらの作品も、就活がリアルに描かれています。

読んだ当時は就活を始める前だったので、

「就活ってそんなに大変なのか〜笑」と他人事でしたが、

今なら登場人物の気持ちが痛いほどわかります。

もう一回読み直してみようかな、、、

いや今読み返したら就活のダメージを蒸し返して立ち直れなくなりそう。

読み返すのは数年後かな(´・ω・`)

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