こんばんは。あるみです。ご無沙汰しております。
10月も後半となり、肌寒くなってきましたね。
院試が終わり夏休みが明けて、
10月に入ってから卒論に向けた実験が本格的に始まり、
なかなかブログが更新できていませんでした。
先週やっと実験のきりがつき落ち着いたので、
近況を少しお話ししたいと思います。
私の実験では、対象の物質(サンプル)を
ヘリウムで絶対零度近くまで冷やして、
観測を行います。
まず必要な作業が、実験器具の準備。
ゴチャゴチャの実験室で温度計の導線など
部品を探すところから始まりました。
部屋が予想以上に片付いておらず、
全部の部品が揃うのに2時間ほどかかりました泣。
(しかも実験室のどこに何があるかよく分かっていないため、
私は探すフリだけをしていました笑。)
そして器具を配線するのですが、
なんと導線が内部で断線しており……
はんだ付けからやり直しておりました。
導線の内部は複数のカラーケーブルで、
両端がつながっているので
「赤のコードはプラス側……」
なんて呟きながら、
爆弾処理のように慎重に接続していきました。
中学生の時手作りラジオではんだ付けをやったことがあったとはいえ、
組み立てやすく工夫された教材のラジオとは違い、
野生(?)のコードは何百倍も繋げにくかったです。
はんだに顔を近づけすぎて、前髪を焼いてしまいました。
最終的に難しい箇所は先生にやっていただいたのですが、
先生の手つきは神ががってましたね✨オソレイリマス
ちなみに「はんだごて」とは、
配線を接続するのに使う、少年が右手に持っている機械です
器具の準備はまだ序の口。
最初は実験中に部品が断線して
温度の計測がとまってしまったり、
目標の温度まで冷えなかったりと、
失敗続きでした。
実験手法・うまくいくコツが確立している
中学・高校の授業でやる実験とは違い、
「うまくいかないのが当たり前」と
言われる大学のラボでの実験に
初っ端から心をへし折られましたorz。
焦りすぎて、実験の手順を間違えて、
器具をぶっ壊しそうになった時は、
泣きそうになりましたね。
(助教には「この世の終わりのような顔だった」
と私に対してコメントされました……)
「発明王のエジソンだって、
豆電球のフィラメントの素材探しに
何千回と失敗したんだ!!」
そう言い聞かせながら、めげずに先生と協力して、
部品や温度を下げるスピードなど、条件を色々と変えながら実験を続けました。
エジソンの当該逸話はこちら↓
何度も試した結果、途中で断線することもなく、
無事にサンプルを目標の温度まで下げることができましたᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ。
ラボでの実験が始まったばかりなのに、
落ち込んでばかりですね笑。(大丈夫かしら、自分……)
中学・高校での実験は手順が決まっていて、
何も考えなくても「言われた通り」手を動かせば、
大体の実験は成功していましたが、
卒業研究はそう甘くない!!
でもうまくいかなかった時こそ
「なぜ上手くいかなかったのか?」
「他の方法でやったら上手くいくかな?」
など前向きに捉えながら、
創意工夫しながら進めていく面白さがありそうです。
(まだその境地には達していないですが笑笑)
研究職に就く、アカデミアに残る以外の進路を取れば、
本格的な実験をする機会は一生ありません。
進路についてどんな決断をするかはわかりませんが、
「大学のお金がかかった貴重な設備で、
大掛かりな実験ができるなんて
一生でも滅多にない機会だ! (๑•̀ – •́)و✧」
なんて考えながら、
研究生活を楽しんでいこうと思います。
ここまでお読みいただいありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
追伸:最近学祭に向けてサークルの練習も大忙しで、
実験の暇を見つけてはダンスの練習をする日々です。
♫踊る暇があったら発明してえ
歌う暇があったら発明してえ
(水曜日のカンパネラ「エジソン」より)
と、先生からのぼやきが聞こえて来そう(´・ω・`;)
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