#14【映画レビュー】「教誨師」を観てみた

映画

東京では明日、大雪が降るみたいですね。前回雪が降った日は帰省していたので、東京での大雪は今回が初経験です。交通機関が止まらないか、自分が滑ったりしないか…少し不安(笑)。

最近「教誨師」という映画を見ました。今回はこの映画を紹介いたします!

教誨師は道徳心の育成を目的として、受刑者を教え諭す宗教家を指します。

ドラマなどで死刑直前に立ち会う姿に、馴染みがあるのではないでしょうか。

この映画の主人公である、プロテスタントの牧師・佐伯は教誨師として、

さまざまな死刑囚と面会をします。

虚言癖のある者、精神疾患を抱えていると言い張る者…

癖のある死刑囚との面会を通して自身の過去、キリスト教の教えの意味について

向き合っていくのでした。

私が1番印象に残っているセリフは、

「私(教誨師)の役目は穴を見つめることだと思ってるんです。

-空いてしまった穴のそばで決して逃げずに、じっと見つめることなんじゃないかって」

という主人公のセリフです。

ここでいう「穴」とは、死刑囚の抱える心の闇だけでなく、

自分の汚点・迷い・恐怖心など、

自分にとって「得体の知れない/知りたくない」ことなのではないか、と感じました。

そんな「穴」を見つめ続け、考え続けることは苦しい。

それでも「穴」を前に逃げない主人公の強さを感じました。

受刑者との押し問答は考えさせられるものがあります。

春休みの心の余裕にかまけて重い映画を見るのも良いな、と思います。

それでは、また!

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